Bear Guard

「熊鈴があれば安全」はもう古い。

環境省の調査では、クマの目撃件数は10年前の約2倍に増加。人慣れした熊が増え、熊鈴を鳴らしても近づいてくるケースが報告されています。

約2倍
10年前比の目撃件数増加
9〜10月
最も遭遇リスクが高い時期
92%
スプレー使用時の撃退成功率(北米データ)
管理人
この記事を書いた人
アウトドア歴9年・IT企業勤務

大学のアウトドアサークルがきっかけで山や森通いが始まり、気づけば9年。今も週末はほぼ野外にいます。最近はロゲイニングにもはまっていて、市街地から山中まで幅広いフィールドを歩き回っています。普段はIT企業に勤めるごく普通の会社員です。

いつ・どこが危ないか

「山の奥に行かなければ大丈夫」という感覚は、少なくともここ数年で変わってきたと思います。整備されたコースでも遭遇報告が増えていて、出る「場所」より出やすい「状況」を把握しておくことが重要だと感じています。

9月〜11月が最危険

冬眠前の「クマ太り」期。ドングリやブナの実が不作の年は登山道への出没が目に見えて増えます。実際にこの時期は入山前に地域の出没情報を必ず確認するようにしています。春(5〜6月)も子連れの母熊が多く、要注意。

日の出後2時間・日没前2時間

熊は朝夕に活動が集中する薄明薄暮性の動物です。早朝スタートや夕方の下山が遅れた時に緊張感が上がるのはそのためです。曇天・雨天は終日警戒レベルを上げてください。

沢沿い・見通しの悪いカーブ

川の音で互いの気配が消えやすく、突然の遭遇が起きやすい場所です。ロゲイニングでヤブを漕ぐルートを取ることがありますが、そういうときは正直かなり神経を使います。

入山前にリアルタイムの目撃情報を確認。出没集中エリアは迂回または中止の判断を。

クママップ(外部サイト)

熊の痕跡を見つけたら「今いる」と判断する

フンが柔らかければ数時間以内。即引き返すこと。

熊の爪跡・剥皮
爪跡・剥皮

幹に縦方向の深い引っかき傷。縄張りマーキングで同じ木に繰り返し戻る習性あり。

クマ棚(クマだな)
クマ棚(クマだな)

木の上に折れ枝が積み重なった構造物。実を食べながら作る採食痕。木の上を見上げて確認を。

熊の足跡
足跡

前足は丸く、後ろ足は人の足に近い形状。輪郭が鮮明でつぶれていない足跡は直近の通過を示す。

⚠ 閲覧注意 タップで写真を表示
熊のフン
フン(糞)

柔らかく湿っている=数時間以内。果実・昆虫の残骸が混じる。即引き返す。

実際に使っているor試したグッズ

「何を買えばいいかわからない」という人向けに、正直な感想を書きました。

熊鈴
定番アイテム

熊鈴

百均でも売っていますが、音が鈍くてすぐ壊れます。アウトドアブランドの1,500円以上のものだと音が澄んでいて遠くまで届く。ストッパーもついているので、テント場など鳴らしたくない場面でも使いやすいです。

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熊撃退スプレー
最重要装備

熊撃退スプレー

安いものだと中身がほぼ水、という粗悪品が出回っています。最低でも6,000円台のちゃんとしたものを選んでください。カプサイシン濃度と噴射距離(3〜8m)を確認するのが選び方のポイント。
飛行機に乗せられないので、旅行の場合は現地レンタルも選択肢のひとつです。

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電子ホイッスル
熊鈴と併用がおすすめ

電子ホイッスル

沢の音が大きい場所では熊鈴の音が届かないことがあります。電子ホイッスルは音量が段違いなので、見通しの悪いカーブの手前など「ここは危ない」と思ったタイミングで鳴らすのが使い方としては正しい気がします。

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熊撃退シート
用途が限られる

熊撃退シート

農地や庭先に設置して熊を近づけないための製品。登山やハイキングには向いていません。畑を持っている方には選択肢になりえますが、正直なところ効果の検証がしにくく、過信は禁物だと思っています。

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飛行機移動でスプレーを持ち込めない方・購入をまだ迷っている方へ

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